t>

「結局どっちなの?」——自分がどうあるべきか、答えはまだ見つからない。そんな問いを胸に抱えた高校2年生の物語が、静かに始まる。思春期の繊細な感情を描く、ひとつの青春ドラマの幕開けだ。
黒髪ショートヘアで制服はスラックス。高校2年の星野アカリは、自分の性に揺らぎを感じつつも、自分がどうあるべきか答えを出せずにいた。見た目に込めた思いと、周囲が求める「普通」のあいだで心は揺れる。親しかったはずの幼馴染・リョウとの距離感も、どこかギクシャクしてしまっていた。
そこに、クラスがざわつくほどの美少女・成海ハルという転校生がやってきて——。ハルが現れた瞬間、教室の空気は一変する。しかしその美しい容姿の裏で、ハル自身もまた、「普通の女の子になってみたい」という思いをひとりで抱えていた。ふたりの出会いが、物語を動かし始める。
答えのないままでも身体は成長し、世間は16歳に次々と選択を迫る。性のあり方、進路、人間関係——どれも簡単に答えが出ない問いばかりだ。アカリはひとりでその重みと向き合いながら、それでも前に進もうともがいている。
コミック『波よりも穏やかで、星よりも青く』(著:萩埜まこと)より、第2話をお届けします。繊細な筆致で描かれる青春の葛藤と静かな優しさに満ちた本作の続きは、ぜひ本編でご覧ください。https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4049522802/toyokeizaia-22/