香港ファンド、KADOKAWA夏野CEO解任へ賛同要請 在任5年で業績悪化

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Kenji Watanabe
経済 - 22 5月 2026

香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は5月21日、KADOKAWAの筆頭株主として、6月24日開催予定の定時株主総会で夏野剛CEOの取締役解任決議案に賛成するよう株主に呼びかける資料を公開した。

資料では、夏野氏の5年にわたる在任期間中に、1株当たり純利益(EPS)が89%減少し、自己資本利益率(ROE)が8.2%から0.5%に低下したと指摘。これらの業績悪化は夏野氏の事業戦略の失敗によるものだと主張している。

オアシスが公開した資料は「より強いKADOKAWA」と題され、問題点を詳細に列挙し、株主に対して夏野氏解任への賛同を求めている。

資料によると、KADOKAWAの営業利益は夏野氏就任前の2021年3月期の136億円から、2026年3月期には81億円に減少。営業利益率も6.5%から2.9%に縮小し、2025年11月に発表した下方修正後の予想も下回る結果となった。

主力の出版・IP創出事業について、オアシスは夏野氏が推進した年間7000件超のIP創出目標が「質より量」の戦略となり、1タイトル当たりの収益性低下を招いたと批判した。

このセグメントの営業利益率は2022年3月期の13.1%から2026年3月期には2.6%まで悪化。KADOKAWAは新中期経営計画で刊行点数の抑制に転じたが、オアシスはこれを「オアシスの批判を暗に認めた証拠」と述べている。

子会社フロム・ソフトウェアが開発した「ELDEN RING」は世界で3000万本超を販売したが、海外パブリッシングをバンダイナムコなどの外部パートナーに委託しているため、利益の大部分が社外に流出しているとオアシスは主張する。

子会社ドワンゴが運営する「ニコニコ動画」についても、プレミアム会員が減少し続け、ユーザーの高齢化が進むなど年々競争力を失っていると指摘した。

オアシスはさらに、夏野氏がKADOKAWAのCEOとドワンゴの社長を兼務しながら、グリーなど上場企業4社の社外取締役を務め、「AbemaPrime」などに頻繁に出演している点を挙げ、経営への集中力が欠けていると批判した。

KADOKAWAは2025年1月にソニーグループから約500億円の出資を受け入れ、ソニーが約10%を保有する筆頭株主となった。

オアシスは2020年からKADOKAWAに対し書簡の送付やIR面談を通じて経営改善を要求し、並行して株式の取得も進めていた。2026年3月にはソニーを上回る水準まで保有比率を引き上げ、3月18日付で筆頭株主に浮上。さらに買い増し、3月下旬には保有比率を約13.76%まで引き上げた。

オアシスは夏野氏の解任を求める株主提案を4月に提出。KADOKAWAの取締役会は5月14日、この提案に反対する方針を表明し、夏野氏の続投が中長期的な企業価値の最大化につながるとの立場を示すなど、両者は対立している。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、ITmedia NEWSの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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