
3日のニューヨーク外国為替市場では、円相場が午後5時現在で前日比15銭円安ドル高の1ドル=160円04~14銭を付けた。市場では米国とイランの戦闘終結協議を巡る不透明感が背景となり、安全資産としてのドル需要が強まった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1593~1603ドル、対円では185円61~71銭と、円安方向に振れた。ユーロもドルに対してはやや弱含みながら、円との関係ではユーロ高が進行した形だ。
米国とイランの協議の行方が見通せない中、地政学的リスクを回避する動きから「有事のドル買い」が市場で優勢となった。投資家のリスク回避姿勢が円売り・ドル買いを誘発している。
さらに、原油価格の上昇を受けてインフレ再燃への警戒感が強まり、米長期金利の高止まり観測がドル買いを一段と後押しした。市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待が後退しつつある。
市場関係者は、今後の米経済指標や中東情勢の動向に注目しており、円相場の変動が続くと予想している。当面は160円台前半でのもみ合いが想定される。