JA全農を通さないコメ直接販売が44万トン増加 農水省が流通目詰まり確認

1 minutes reading View : 3
アバター画像
Kenji Watanabe
経済 - 08 6月 2026

農林水産省は31日、全国農業協同組合連合会(JA全農)などの大手集荷業者を通さず、生産者から卸売業者などに直接販売されたコメが、1月末時点で前年に比べて44万トン増加したと発表した。そのうちの一部は生産者や卸売業者、小売り・外食の各段階で計19万トンの在庫として積み増されたことも判明し、農水省は「流通の目詰まりが確認できた」と結論付けた。昨夏のコメ不足以降、農家などからの直接買い付け業者が増えたとみられ、価格高騰の要因として流通の目詰まりを挙げる同省の主張を裏付ける結果となった。

調査によれば、生産者などから大手集荷業者への流通量は31万トン減少した一方、生産者の直接販売や新たな業者との取引が前年に比べ44万トン増加した。増加分の一部は在庫に回され、生産者段階で9万トン、卸売業者段階で3万トン、小売りや中食・外食業者段階で7万トン、それぞれ前年よりも在庫が増えていた。

同日会見した江藤拓農水相は、「各事業者が先々を心配して、コメを確保しようと先回りし、在庫を積み上げていった結果ではないか」と説明した。農水省はコメ流通の正常化に向けて計21万トンの政府備蓄米放出を決定しているが、流通に改善が見られなければ、備蓄米のさらなる放出などの対応を進める考えを改めて示した。

今回の調査結果について、宇都宮大の小川真如助教(農業経済学)は、大手集荷業者を通さずに取引された44万トンについて、「卸や外食産業、消費者の直接購入のほか、業者や消費者を装った購入者と取引された可能性が推察される」と指摘。「違法に流通したコメもあるとみられ、実態を細かく分析し、違法流通を厳しく取り締まる体制づくりも求められる」と提言した。

農水省は流通の目詰まりの実態を把握するため、これまで調査対象外だった小規模な集荷業者や卸売業者、生産者も含めたコメの在庫や流通量を1月末から調査している。同省は今回の結果を踏まえ、引き続き流通実態の監視を強化する方針だ。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
Share Copied