
フィリピン沿岸警備隊などは10日に記者会見を開き、中国と領有権を争う南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)で「浮遊式の構造物」を確認したとして画像を公開した。その直前に周辺では中国の調査船2隻が活動しており、沿岸警備隊は中国のものと断定。フィリピンに無許可での設置は「違法だ」として中国を非難した。
構造物は5月25日に初めて確認された。海上に浮かぶ広さ30平方メートルほどの長方形で、複数人が乗っていた。沿岸警備隊のタリエラ報道官は、中国がこの構造物を導入した意図について「不明」としながらも、海洋環境の「何らかのデータ収集用とみられる」と述べた。
中国は昨年9月、スカボロー礁に「国家級自然保護区」を設立することを承認したと発表している。フィリピン側は、中国が領有の既成事実化を図っているとして警戒を強めている。
(共同)
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