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公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と公益財団法人日本サッカー協会(JFA)は、2026年に北中米で開催されるFIFAワールドカップと、同年8月に開幕する明治安田Jリーグ2026/27シーズンを見据え、過去最大級となる共同プロモーションを実施すると発表した。コンセプトは「街の誇りを、世界へ。」。地域クラブと日本代表の結びつきを強く打ち出し、サッカーファンだけでなく広く社会全体に日本サッカーの魅力を発信する狙いだ。
今回のプロモーションの根底には、日本代表とJリーグのファン層の間に存在する“接点の薄さ”への問題意識がある。ワールドカップや代表戦は多くの国民の関心を集める一方、その熱意がJリーグの試合観戦やクラブ応援にまでつながっていない層が少なくない。逆にJリーグを熱心に追うサポーターの中にも、代表戦を日常的にチェックしていない人はいる。この両者の関心をより強く結びつけ、日本サッカー全体のファン基盤を拡大することが今回の共同プロモーションの大きな目的だ。
第一弾施策として、6月8日(月)から全国の主要駅で交通広告を展開する。掲出されるのは、森保一監督と、久保建英、堂安律、谷口彰悟、鎌田大地、鈴木彩艶、早川友基の各選手。広告では各選手のアカデミー時代、Jリーグ時代、そして日本代表として活躍する現在の姿を一つのビジュアルにまとめ、「日本代表はJリーグから続く物語である」というメッセージを伝える。掲出場所は東京(新宿駅・表参道駅)、大阪(新大阪駅・千里中央駅・万博記念公園駅)、神奈川(川崎駅・武蔵小杉駅)、浦和美園駅、鳥栖駅。期間は6月8日から14日までが基本だが、一部媒体では6月15日から、また21日や28日まで掲出されるケースもある。
同時に、プロモーション動画もテレビやWEBで公開される。映像には堂安律、谷口彰悟、上田綺世、中村敬斗、鈴木唯人、渡辺剛各選手が登場。かつて所属したJクラブへの思いや、サポーターの声、実際のプレー映像を交え、選手たちの成長の軌跡を描く。放送は全国、6月8日から順次開始。さらにSNSキャンペーン「#街の誇りを世界へ」も実施。Jリーグ公式X(旧Twitter)をフォローし、ハッシュタグをつけて応援メッセージを投稿すると、抽選で11名に限定グッズ(メタルグラフィ)が当たる。応募期間は6月21日までだ。
今後の展開もすでに計画されている。ワールドカップ期間中には、日本代表選手の歴代所属Jクラブを組み合わせたコラボグッズを販売。例えば「2026 SAMURAI BLUE選出メンバーTシャツ」(4500円税込み)や「同タオルマフラー」(2500円税込み)など、原点としてのJリーグを可視化する商品がラインナップされる。ワールドカップ終了後にはJFAとJリーグの共同キャンペーンを実施し、新たなサッカーファミリーの獲得を目指す。そして8月7日に開幕するJリーグ新シーズンへとコミュニケーションをつなぎ、代表戦への熱狂をそのままリーグ戦の観戦・視聴につなげる戦略だ。
なお、今回のプロモーションと並行して、「スポーツくじ」がワールドカップも購入対象となっている点も見逃せない。Jリーグのイメージが強いスポーツくじだが、今夏のワールドカップ全104試合を対象とした「1試合予想くじ」や、日本代表の成績や優勝国を予想する「競技会予想くじ」も販売。インターネット決済ならキックオフ10分前まで購入可能な試合もある。くじの収益は選手育成やサッカー教室、グラウンド整備など、日本のスポーツ振興に役立てられており、楽しみながら日本サッカーの未来を支える仕組みとしても注目される。