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特殊詐欺などの違法行為の摘発が続くカンボジア。同国の首都プノンペン郊外にある一時収容施設で、インドネシア人男性は「もうこの国には二度と戻りたくない」と語った。罪の意識に加え、自身もだまされたとの複雑な思いを口にした。
収容されているのは、摘発された特殊詐欺拠点から解放されたり脱出したりした人々だ。パスポートや所持金がなく、帰国できない状態にある。収容者は後を絶たない。
施設は住宅地の一角にあり、未完成の建物を利用している。今年4月から稼働し、記者が訪れた5月下旬には238人が収容されていた。気温は午前中に30度を超えたが、冷房はない。
コンクリートの床にござが敷かれ、扇風機やスーツケースが雑然と置かれている。収容者のほとんどが男性だ。
1日2食の弁当が支給され、ちょうど配給を待つ列ができていた。国外退去を待つ人々の切迫した生活が浮き彫りになっている。