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街路樹の倒木や枝の落下事故が各地で相次いでいることを受け、人工知能(AI)を活用して樹皮や幹の画像から倒木リスクを数分で判定するシステムの開発が進んでいる。専門家不在に悩む自治体の間で導入機運が高まっている。
システムで倒木や枝の落下リスクが高いと判定された場合、樹木医が現地で診断し、伐採の要否を最終判断する。現時点ではケヤキとサクラが分析対象で、今後イチョウなど他の樹種にも拡大する予定だ。
システム「tree AI(ツリーアイ)」を開発したのは三井住友建設(東京)。利用者はスマートフォンやタブレットで木の幹や枝を撮影するだけで、腐食部分や枯れ枝をAIが自動検出する。
AIはあらかじめ学習させた数万枚の木の画像と樹木医の診断結果を基に、倒木リスクを4段階で提示する。リスクが高い場合は早期の対応を促す仕組みだ。
複数の自治体がすでに導入を検討しており、技術の実用化が街路樹管理の人手不足解消につながると期待されている。開発元は精度向上を図りながら対象樹種を増やし、2025年度中の本格普及を目指す。