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韓国の航空大手、大韓航空は3月、関西国際空港と仁川国際空港を結ぶ関西-ソウル(仁川)線で、深夜便を開設した。関空を午前2時15分に出発し、仁川に同4時過ぎに到着するというダイヤだ。真夜中のターミナルにはどれほどの客がいるのか、機内食は出てくるのかという疑問を抱きつつ、休暇に合わせて実際に利用することとした。
記者はこのほど、2泊3日で単身中国へ渡航。6月16日午後10時過ぎに大阪・難波の会社を出てバスに乗り込み、リュック一つで関空へ向かう。
到着は午後11時半。すでにオンラインで搭乗便のチェックインを済ませていたため、航空会社のカウンターには寄らず、そのまま保安検査へ。日中であればゲート前に長蛇の列ができるが、記者の前にはわずか数人しかいない。
関空到着からわずか15分で手荷物のエックス線検査と、出国審査をクリア。圧倒的に過去最速だった。
出発ロビーへ進入し、余裕しゃくしゃくで搭乗ゲートそばのベンチに腰を下ろす。ざっと周囲を見渡すと半数ほどの飲食店が営業を終了しており、人の姿もまばら。普段のような活気はない。スマートフォンのゲームで時間を潰しつつ、1時間半ほど待ったところで搭乗手続きが始まり、機内へと案内された。
深夜便は定時に出発。観光目的であろう若い女性客やビジネス客らで7割程度の座席が埋まる。こんな時間なのに、多くの客がスマホを操作したり音楽を聴いたりと元気な様子だった。
仁川で便を乗り換えて中国・大連へと向かい、そのまま日露戦争の戦跡を駆け巡るという過密スケジュールが控えていたため、記者は搭乗後すぐに眠りについたが、午前3時にたたき起こされた。
機内食のサービスが始まったのだ。鶏肉とピーマンのあんかけに白米が添えられ、見た目はなかなかヘビー。つい先ほどまで仕事をしており疲れてはいたが、堪能しなければ損との思いが勝ってビールも注文。料理に手をつけた。味は申し分ない。というかかなりうまい。ただ胃腸が活発になってしまい、目がさえて眠ることができない。機内でボーッとして過ごし、午前4時過ぎに仁川に到着。ターミナルで5時間ほど待機し、大連へと向かった。
現地では、ライドシェアで大連から旅順へと移動し午前中に観光をスタート。日露両軍が激戦を繰り広げた東鶏冠山北堡塁(ほるい)や二百三高地など多くのスポットを初日に巡ることができた。限られた時間の有効な活用。そう考えれば、深夜便はベストな選択だった。ぜひまた利用したい。