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AIデータセンターの建設ラッシュが続く中、その通信インフラの要となる部品で世界シェア約7割を握る企業が存在する。株価はこの1年で4倍以上に上昇し、市場の期待の高さを示している。本稿では、知られざるこの優良企業の成長ドライバーと将来性を分析する。
同社が手がけるのはデータセンター内の機器同士を高速でつなぐ「光インターコネクト」と呼ばれる製品だ。 Gigabit級の通信を支えるこの部品は、まさにデータセンターの背骨とも言える存在で、その圧倒的なシェアを背景に業績を急拡大させている。2023年度の売上高は前年比40%増、純利益は倍増した。
需要をけん引するのは、生成AIの普及に伴う大規模データセンターの新設と増強だ。 AIモデルの学習や推論には膨大なデータ転送が必要であり、高速・低遅延の光配線は欠かせない。同社製品は先端の800Gbps規格に対応し、主要クラウド事業者からの受注が急増している。
競合他社が追い上げる中、同社の優位性は長年にわたる微細加工技術と量産ノウハウにある。特許で保護された独自構造により、伝送損失の低さと信頼性で他を凌駕する。また、顧客との共同開発体制を強みに、次世代規格でも標準を握る戦略をとっている。
アナリストの間では、同社の2025年度までの売上高年平均成長率は30%超と予想する声が多い。株価はすでに大きく上昇したが、PERは40倍台と絶対的な割高感はない。データセンター投資の長期的な拡大トレンドを考えれば、さらなる成長余地は大きいと言えるだろう。