
中国・北京で開かれたヒト型ロボットのハーフマラソン大会で、スマートフォン大手の栄耀(Honor)が開発した「閃電」が、人間の世界記録を上回るタイムで優勝した。同社は初出場ながら上位を独占し、注目を集めている。
この驚異的な性能向上の背景には、高度な人工知能(AI)によるリアルタイム姿勢制御と、軽量かつ高出力のモーターの組み合わせがある。開発チームは人間の走行データを機械学習させ、エネルギーロスを最小限に抑える歩幅とリズムを実現した。
大会では2位以下にも栄耀製ロボットが多数入り、トップ10のうち7枠を独占。技術の完成度と量産体制の高さを示す結果となった。競合他社のロボットはバランス維持に苦戦し、転倒する場面も見られた。
栄耀の幹部は「今回の成果は、ロボットが人間の身体能力を超える可能性を示した。将来的には災害救助や介護現場での活用を目指す」とコメント。すでに次世代機の開発にも着手している。
中国ではヒト型ロボットの実用化競争が激化しており、今回の大会はその象徴的なイベントとなった。業界関係者は「半導体やセンサー技術の進歩が性能向上を支えており、さらなる記録更新が期待される」と分析している。