
トランプ米政権は2日までに、イスラエル、カタール、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)向けの武器売却を緊急承認した。米メディアによると契約総額は約86億ドル(1兆3500億円)で、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が停滞する中、防空システム強化などを急ぐ。
米国務省が1日付で4カ国への売却承認をそれぞれ公表し、通常必要となる連邦議会での審議を迂回する緊急権限を行使した。
カタールは約40億ドルで地対空誘導弾パトリオットなどを購入し、イスラエルやUAEはレーザー誘導式ロケット弾をはじめとする兵器供与を受ける。クウェートは防空システムを受け取る。
米イスラエルが2月末に始めた対イラン軍事作戦では、米軍基地を置く中東各国がイランのミサイルや無人機による攻撃を受け、エネルギー施設なども損害を受けた。
米国とイランは4月上旬に停戦したが、米軍ではミサイルをはじめとする兵器の在庫が大きく減少しているとされる。