
奈良県香芝市は今年度、中学1~3年生を対象に習い事や学習塾の費用を助成する新たな制度を始める。県内12市では初めての子育て支援策で、1人当たり年間最大6千円を補助する。
対象は市立中学校に通う生徒に加え、市内在住で市外の私立中学校に通う生徒も含まれ、約2550人を見込む。6月下旬に自宅へ郵送する予定のクーポン(助成券1枚500円、12枚)を使って、塾などの月謝の一部を支払う仕組みだ。部活動から移行した地域クラブ活動の費用も助成対象となる。
クーポンを使用できる学習塾などの事業者を現在募集しており、普及を図る方針。市外の塾などに通うケースもあるため、対象は市内外の事業者に広げている。
中学生の多くは学習塾に通うほか、音楽やダンス、英会話を習う生徒も少なくない。市はこの制度を「習い事などを始めるきっかけづくりにしてほしい」と期待を寄せている。
学習塾などの費用を助成する制度は既に大阪市(小学5年~中学3年=年間最大12万円)や千葉県南房総市(中学1~3年=年間最大6万円、小学5~6年=年間最大4万8千円)が実施しており、香芝市はこれらを参考にした。
香芝市は今年度一般会計当初予算に1774万円の事業費を計上。三橋和史市長は取材に対し「家計負担軽減という意味では必ずしも十分な額とはいえないが、きっかけづくりになれば。将来は額や対象をもう少し拡充したい」と述べた。