
インターネットで出会った2人と共謀し、見ず知らずの女性を襲って暴行し、帰宅した同棲相手の男性も縛って監禁した男に、大阪地裁は4月、不同意性交致傷罪などで拘禁刑17年の実刑を言い渡した。法廷で明らかになったのは、あまりに浅はかで身勝手な動機だった。
判決を受けたのは相馬崇司被告(33)。判決によると、被告は男2人と共謀し昨年6月17日深夜から翌18日未明にかけて、大阪府内に住む女性=当時(26)=を包丁で脅し、女性宅で性的暴行を加えてけがをさせるなどした。
「普通」の会社員だったはずの被告が、なぜ凶悪犯罪に加わったのか。きっかけはアダルトサイトの掲示板に書き込まれた「女性と遊ばない?」という投稿だった。
そこから相馬被告が連絡を取り、出会ったのが山下高志被告(44)=同罪などで起訴=だった。山下被告は相馬被告に知人女性を引き合わせ、相馬被告は金を払ってこの女性と性的関係を持った。
約1週間後、この女性にもう一度会いたいと山下被告に頼んだところ、思わぬ誘いを受けた。「強姦やってみないか?」という言葉だった。
かねて性的暴行には興味は持っていた。言うことを聞けば「またあの女性に会わせてもらえる」という思いもあり、相馬被告は誘いに乗った。