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MILAN, ITALY – OCTOBER 03: Roger Schmidt, Head Coach of Benfica looks on during the UEFA Champions League match between FC Internazionale and SL Benfica at Stadio Giuseppe Meazza on October 03, 2023 in Milan, Italy. (Photo by Marco Luzzani/Getty Images)レッドブル・グループは7月31日、ドイツ人指導者のロジャー・シュミット氏が、グローバルサッカー部門の責任者に就任することを発表した。同氏は2026年10月1日から新たな職務に就き、引き続きJリーグのグローバルフットボールアドバイザーも兼任することが併せて明らかにされている。
レッドブル・グループのグローバルサッカー部門は、ライプツィヒ、ザルツブルク、ニューヨーク・レッドブルズ、レッドブル・ブラガンチーノ、RB大宮アルディージャなど、グループ傘下クラブの競技面における戦略を統括する部門。スポーツディレクターへの助言、傘下クラブ間でのフットボール哲学の共有、選手の発掘・育成、指導者の育成などを担い、各クラブの日常業務には直接関与せず、中長期的な発展を担う役割を果たしている。シュミット氏はフロリアン・ショルツ氏とともにグローバル体制を率い、自身は競技部門を統括する。
同ポストについては、2025年1月、かつてドルトムントやリヴァプールを率いたユルゲン・クロップ氏が就任したことでも大きな話題を集めた。クロップ氏は約1年半にわたってレッドブルの国際的なクラブネットワークを統括したものの、7月にドイツ代表監督への就任が決定したことを受けて退任。後任には、2012年から2014年までザルツブルクを率いた経験を持ち、レバークーゼン、PSV、ベンフィカなど欧州の名門クラブでも実績を残してきたシュミット氏が選出された。
レッドブル・グループのグローバルサッカー部門の責任者に就任するに際して、シュミット氏は同社を通して、次のようにコメントを発表している。
「この新たな挑戦に心からワクワクしており、レッドブル・ファミリーに戻れることを誇りに思います。レッドブルのグローバルなサッカー事業は、まさにユニークで野心的であり、若き才能を育成しつつ最高レベルで成功を収めるという明確な哲学に基づいて構築されています。まさにこの組み合わせこそが、私にとってこの機会をこれほどまでにエキサイティングなものにしているのです」
「10月の着任を心待ちにしています。各クラブを支える人々と出会い、チームと共に働き始め、ポートフォリオ全体の継続的な発展に貢献できることを楽しみにしています。基盤は極めて強固で、可能性は計り知れません。関係するすべての方々と共に、レッドブル・サッカーの成功物語の新たな章を築き上げていくことに、私は大きな意欲を抱いています」
同時に、同社のCEOを務めるオリバー・ミンツラフ氏も、次のような言葉でシュミット氏の着任に期待を寄せた。
「ロジャー・シュミット氏をレッドブルに再び迎え入れることができ、大変嬉しく思います。彼の豊富な経験、サッカーに関する深い専門知識、そして当社の哲学に対する明確な理解は、当社のグローバルサッカーポートフォリオの競技面の方向性を定めるにふさわしい資質です。彼はこれまでのキャリアを通じて、若手選手の育成とキャリアアップに貢献したことで広く評価されてきました。アグレッシブなプレスとスピードのある攻撃を基盤とした、大胆かつハイインテンシティなスタイルで知られるシュミット氏の哲学は、当社のサッカーのDNAとも一致しています」
「卓越した若手才能のための道を切り拓きつつ、当社のクラブが最高レベルで競争力を維持し続けることは、常にレッドブル・サッカーの中核を成してきました。新たなリーダーシップチームが緊密に連携することで、我々はサッカーポートフォリオをさらに進化させ、クラブ間の連携を強化し続けられると確信しています」
一方、シュミット氏は2025年10月からJリーグの初代グローバルフットボールアドバイザーを務めている。同プロジェクトは、世界基準のフットボール哲学や育成・指導メソッドをJリーグ全体へ還元し、日本サッカーの競技力向上および人材育成を目指すことを目的としてスタート。Year1では、指導者教育、各クラブのスポーツディレクターとの知見共有、アカデミー世代への直接指導等を通じて、世界基準の知見や考え方を日本サッカー界へ「共有」することに重点が置かれた。
そして今年7月、Jリーグはシュミット氏との契約更新を発表。2026-27シーズンから秋春制へ移行するJリーグは、この変革期を日本サッカーが世界へ近づく絶好の機会と位置付けており、プロジェクト2年目となるYear2では「共有から定着へ」をテーマに掲げている。Year1で蓄積した知見を一過性のものに終わらせるのではなく、各クラブや育成現場へ継続的に根付かせることが最大の狙いだ。
具体的には、Jクラブアカデミーを対象とした特別セッションによる指導者教育と現場定着を実施。さらに、U-16からU-21世代の有望選手を欧州へ派遣する「J-Selection Europe Tour」を新たに展開し、グローバルな競争環境下での選手・指導者等の育成と評価を予定している。
レッドブル・グループのグローバルサッカー部門との兼任に際し、シュミット氏は、Jリーグを通して次のようにコメントを出している。
「このたび、監督としての原点の一つでもあるRed Bull Footballで新たな役割を担う機会を得たことを、大変光栄に思います。一方で、Jリーググローバルフットボールアドバイザープロジェクトは、私にとって引き続き非常に重要なプロジェクトです」
「このプロジェクトは、単に知識や経験を共有することではなく、Jリーグのクラブや指導者、選手の皆さんとともに、世界基準の考え方を日本のフットボールに根付かせていく長期的な取り組みだと考えています。これからも日本の仲間たちとともに、Jリーグ、そして日本サッカーの発展に貢献していきたいと思っています」
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