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イランは、米国から新たな攻撃を受けた場合、ペルシャ湾岸諸国の重要インフラに報復攻撃すると各国に警告していた。警告を受けたサウジアラビアのムハンマド皇太子はトランプ米大統領に対し、攻撃計画を中止して交渉に復帰するよう求めるなど、複数の湾岸諸国が要請に動いた。イラン高官や湾岸情報筋らの話として、ロイター通信が5日報じた。
トランプ氏は7月下旬、イランとの協議が合意に至らなければ、発電所などのインフラを標的にした大規模攻撃を実施すると警告していた。これに対しイランは、湾岸諸国を通じて米国側に強いメッセージを送った。
イランのアラグチ外相はサウジやカタールなどを通じ、湾岸諸国に「報復の準備はできている。情勢悪化を避けるには、外交的な解決策を見いだすことが最善だ」と伝えた。外交ルートを活用しながら、米国の攻撃計画に対する牽制を強めた形だ。
イラン側は報復の標的として、エネルギー施設や製油所、水施設や交通網などを挙げている。湾岸諸国の社会・経済基盤を直撃する狙いがあるとみられる。
さらにイランは、米国の次の攻撃は「中東地域を火の玉に変え得る」と通告した。米側に攻撃の重大な結果を認識させ、抑止力を働かせる狙いがあるとみられる。(共同)