
ルビオ米国務長官は5日の記者会見で、ホルムズ海峡を事実上封鎖するイランに圧力をかけるよう中国に求めた。イランのアラグチ外相が近く訪中するのを念頭に、イランに対する軍事的・経済的な支援をけん制する狙いがある。
ルビオ氏は、イランによる海峡封鎖が中国の利益にもならないと指摘した。「封鎖でイランは世界から孤立しつつある」と述べ、中国がアラグチ氏に「このメッセージを伝えるよう望んでいる」と強調した。
また、14~15日に予定するトランプ大統領の訪中と米中首脳会談について、「台湾が間違いなく議題になる」と述べた。「地域の不安定化を招く必要はない」として、台湾周辺での軍事演習といった圧力をやめるよう中国にくぎを刺した。
人権問題も重要なテーマだとし、中国の対応を注視する姿勢を示した。ルビオ氏はこれらの課題を通じて、米国の立場を明確に伝える方針だ。
ルビオ氏は対中強硬派で知られ、2020年に中国から制裁対象に指定されたこともある。今回の発言は、米中関係に新たな緊張をもたらす可能性がある。