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出版大手KADOKAWAは24日、東京都内で定時株主総会を開いた。会社側が提案した夏野剛社長の取締役再任案が可決された。これに対し、筆頭株主である香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」は業績低迷を理由に解任を求める株主提案を行っていたが、否決された。
KADOKAWAは総会後、「結果を厳粛に受け止めて企業価値向上に全力を尽くす」とのコメントを発表した。議決権行使の詳細な結果は25日以降に公表される見通しだ。一方、オアシスは「結果を注視し、今後の対応を検討していく」と述べた。
総会は調布市の角川大映スタジオで開催され、約230人の株主が参加した。創業家出身の角川歴彦前会長は、報道陣の取材に対し「(夏野氏は)時間切れ」と発言し、経営責任を取って退任すべきとの考えを示した。
オアシスが23日に関東財務局に提出した資料によると、夏野氏の社長就任から5年間で営業利益率が低下し、経営計画を達成できていないと指摘していた。同ファンドは、株主価値向上のためには経営陣の刷新が必要だと主張している。
KADOKAWAは今回の総会結果を受け、今後も成長戦略を推進するとみられる。株主からは、創業家と現経営陣の対立や、海外ファンドの関与など、ガバナンスのあり方を問う声も出ている。