
5日のニューヨーク外国為替市場では、午後5時現在の円相場が1ドル=157円84~94銭と前日比65銭の円安ドル高で推移した。米長期金利の高止まりを受け、日米金利差が改めて意識され、円売り・ドル買いの流れが優勢となっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1688~98ドル、対円では184円58~68銭と、それぞれ取引されている。欧州通貨も対ドルでは軟調だが、円に対しては強い動きを見せている。
為替市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げ観測が後退する一方、日銀の緩和姿勢が長期化するとの見方が広がり、日米の金利差拡大が円安圧力となっている。市場参加者は米経済指標の発表を注視している。
日本政府と日銀は、急激な円安進行を防ぐため、為替介入の可能性を常に示唆している。今回の円安基調に対しても、市場では「介入への警戒感が強い」との声があり、過去の介入水準が意識されている。
このため、円相場は157円台後半で狭いレンジの動きに制限されており、今後の介入リスクをにらみながら、米金利動向や貿易収支などのファンダメンタルズが焦点となるだろう。