
日本時間25日朝のニューヨークマーカンタイル取引所の原油先物相場は、指標の米国産標準油種(WTI)の7月渡しが急落し、前週末終値比5%超安の一時1バレル=90ドル台を付けた。90ドル台を付けるのは5月7日以来となる。
トランプ米大統領の発言により、イランとの戦闘終結に向けた交渉が進展し、原油輸送が正常化に向かうとの期待感が高まった。市場では中東の地政学的リスクが和らぐとの見方が広がった。
これにより投機的な買いが巻き戻され、売り圧力が強まった。アナリストからは「短期間での急落は過剰反応の可能性もあるが、交渉進展は需給改善につながる」との指摘が出ている。
イランは世界有数の産油国であり、制裁下で輸出が制限されている。戦闘終結と制裁緩和が実現すれば国際市場に大量の原油が供給される可能性がある。
今後の交渉次第ではさらなる価格下落も予想される。一方でOPECプラスの減産や米国の在庫動向など他の要因も価格に影響を与えるため注意が必要だ。