
東武鉄道の蒸気機関車(SL)牽引の特別列車が、栃木県日光市の下今市駅から福島県会津若松市の会津若松駅まで、鉄道4社の路線をまたぐ107.4キロを27日と28日の2日間かけて1往復する。旧国鉄時代にSLが通った会津鉄道の会津田島駅―西若松駅間も含まれ、同区間でSLが走るのは52年ぶり。本番を控えた4日には下今市駅から会津若松駅まで試運転が行われ、沿道には多くの鉄道ファンが詰めかけた。
特別列車として走るのは、東武鉄道が下今市駅と東武日光駅・鬼怒川温泉駅間で運行する「SL大樹」の編成で、客車は3両。ディーゼル機関車(DL)も連結する。SLは旧国鉄会津線(現会津鉄道)で主役だったC11形で、懐かしい景色が再現される。
列車名は会津藩の初代藩主、保科正之公をまつる土津(はにつ)神社(福島県猪苗代町)にちなみ、SL大樹「土津(はにつ)」として運転される。
試運転列車は下今市駅を午前9時半過ぎに発車。機関車の先頭には試運転を意味する「試」と大書きされたヘッドマークが掲げられていた。途中、芦ノ牧温泉駅では30分近く停車し給水を行うなど、のんびりしたダイヤで午後5時前、会津若松駅に到着した。
この列車、下今市―会津田島間はDLが先頭で運転される。