
スウェーデンのSpotifyは4月30日(現地時間)、人間のアーティストとAI生成コンテンツを識別するための認証バッジの導入を発表した。この取り組みは、プラットフォーム上で増加するAIコンテンツに対し、真正な人間アーティストを明確に区別する狙いがある。
新たに導入される「Verified by Spotify」バッジは、アーティストプロフィールがSpotifyの定める信頼性・真正性の基準を満たしていることを示す。プロフィールページや検索結果のアーティスト名の横に薄緑色のチェックマークと「Verified by Spotify」の文字で表示される。
認証を受けるためには、一定期間にわたってリスナーが能動的に検索・聴取している持続的なエンゲージメント実績、Spotifyのプラットフォームポリシーへの準拠、コンサート日程やグッズ、SNSアカウントのリンクといったプラットフォーム外での存在感など、実在するアーティストとしての証跡が必要となる。
現時点では、AIが生成したコンテンツやAIペルソナを主体とするアーティストプロフィールは認証の対象外とされている。最終的な判断にはアルゴリズムだけでなく、人間によるレビューも組み合わせて行われる。
立ち上げ段階では、Spotifyのリスナーが能動的に検索するアーティストの99%以上が認証済みになる見込みで、その大多数はインディペンデントアーティストという。Spotify上には数百万のアーティストプロフィールが存在するため、認証作業は継続的に行われ、バッジが表示されていないアーティストが将来的に認証される可能性もある。
同社はまた、認証の有無を問わず全アーティストのプロフィールにキャリアのマイルストーン、リリース活動、ツアー活動などのアーティスト詳細情報を表示する新セクション(β版)も導入する。これらの機能は今後数週間かけて順次展開される見込みだ。