t>

サッカー・ワールドカップ(W杯)で日本代表の決勝トーナメント進出が決まり、国民が沸き立つ中、今年2月20日付の朝日新聞にひと際異彩を放つコラムが掲載された。タイトルは「中傷動画 雑な首相の弁明、ゆらぐ民主主義」で、筆者はTBS「サンデーモーニング」でも知られる高橋純子編集委員。内容は高井早苗首相への痛烈な批判だが、書き出しはこうだ。
「世の中は『サムライブルー』に沸き立っているようだが、私は絶賛『高市ブルー』である。厭世観にさいなまれ、深く眠れず、脳が目詰まりを起こして、カラフルだった世界はモノクロに一変した」。
日本代表の活躍に乗じて「高市ブルー」という言葉を流行らせたかったのか、文末は「私のブルーは加速する」と締めくくられており、あくまで「私の感想」としての悪口のような文章が延々と続く。
2月の総選挙で自民党が圧勝した直後、東京新聞も文芸評論家による「『高市鬱』という言葉がネット上を飛びかっている」とのコラムを掲載。しかし「どこにも飛び交っていない」「特定の個人を病名のように扱うのは不適切」「本当の病気の方に失礼」などの批判を浴びた。今回の「高市ブルー」はその焼き直しに近いフレーズだ。
日頃、人権尊重や差別反対を叫ぶ人ほど、自分が攻撃する相手に対しては理性を失い「何を言ってもいい」という傾向が強くなるように思える。一部野党の自衛隊に対する心無い発言も同様だろう。
立憲民主党の古賀千景参院議員は今年2月15日、参院決算委員会で「自衛隊に行く子供は経済的に厳しい。豊かな子供は自衛官とかにならない」と発言。「差別と偏見に満ちた発言」など批判が相次いだのは記憶に新しいが、かつて同様の表現をした人物もいる。
Google検索で「産経ニュース」を優先表示。ワンクリックで簡単登録。