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デパート手土産の定番「ヨックモック シガール」が、カップ型の新スイーツ「クーシェ」として東京駅に登場した。バニラの香るラングドシャ生地をカップ状に焼き上げ、中に冷たいクリームを注いだシェイクのようなデザートドリンクで、発売直後から連日完売が続く人気ぶりを見せている。
その見た目に「カップに印刷じゃないの?」という声が上がるほど、カップには繊細な模様が描かれている。しかし、このカップは印刷ではなく、すべて「シガール」と同じバター風味の生地。持ち上げるとしっかりとした硬さがあり、食べる時には「カップを握りバキバキ割って食べる」という、これまでにない体験ができるとSNSで話題になっている。
開発は「シガールの新しい楽しみ方を提案したい」という発想から始まった。棒状のクッキーを飲み物にすることはできないか、と試行錯誤を重ねた結果、生地を薄くのばしてカップの形に焼き上げる手法に到達。しかし、薄く焼いた生地は割れやすく、カップとしての強度を保つのが難しく、成型方法や焼き加減を改良して製品化にこぎ着けた。
こだわったのは、カップを割った瞬間の「サクッ」とした歯触りと、口の中でほどける軽やかな食感。中に合わせるクリームもバニラの香りを活かしたものに調整され、カップの底に残った生地まで最後はスプーンですくって味わえるように設計されているという。形を変えても「シガール」らしさを失わないよう、バターとバニラの配合には特に注意を払った。
「クーシェ」は現在、東京駅のヨックモック店舗で販売中。連日完売のため、時間帯によっては購入制限や整理券が配られることもあるという。手土産の定番「シガール」が大胆にアレンジされた今回の挑戦は、駅ナカスイーツの新たな定番になるかもしれない。