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19日の東京株式市場で、スバル株が前日比5%超の大幅続落となり、投資家の間に警戒感が広がった。背景には、主要市場である米国で自動車販売の低収益率構造が常態化するとの見方が強まり、同社の収益見通しに陰りが出たことがある。同日の日経平均株価は前日比196円57銭高の7万1250円06銭と7日続伸したが、スバル株の下落が目立った。
18日の米国株式市場では、ニューヨークダウ工業株30種平均が72ドル高の5万1564ドルと反発した。米国とイランの戦闘終結に向けた合意を受け、原油価格が下落。これによりエネルギーコストの低下期待から自動車株物色の動きもあったが、スバル株は売り圧力が強まった。
一方、ハイテク株主体のナスダック総合指数は3日ぶりに反発。電気自動車(EV)大手のテスラは1.04%高と堅調に推移した。市場では「EVシフト加速で従来のガソリン車依存のビジネスモデルが通用しなくなる」との見方が広がり、自動車セクター内で選別が進んでいる。
スバル株の下落要因として、米国市場での販売台数は堅調だが、インセンティブ(販売奨励金)の増加や競争激化により1台当たりの利益率が低下している点が指摘される。また、電動化への対応に遅れが目立ち、小型SUV「クロストレック」の電動版投入計画が市場の期待に応えていない。
6月4日~10日に公開された有料会員記事では、トヨタ「ランクルBASE」のLAND CRUISER75周年イベント、6月11~17日の住友電工の2026年戦略などが注目を集めた。スバル株の動向は今後、これらの業界動向とも連動し、投資家は引き続き米国市場の需給バランスを注視する必要がある。