
デジタル庁は、マイナポータルの「薬」のページをリニューアルし、これまで前月までの情報確認が可能だったのを改め、直近100日以内に薬局や医療機関で受け取った薬の情報を確認できるようにした。電子処方箋に対応する薬局などで受け取った場合、原則として当日中に表示される。
画面には「最近の薬」と「最近の処方箋」という項目が新設され、受け取った日付、薬局名、薬の名前、用法・用量が一覧表示される。
従来は診療報酬明細書(レセプト)を基に情報処理していたため、タイムラグが生じていた。松本尚デジタル相は26日の記者会見で「あまり評判がよくなかった」と認めつつ、電子処方箋の活用により改善したと説明。現在89%の薬局が電子処方箋に対応している。
松本氏によると、今回のリニューアルは生成AI(人工知能)を用いて画面開発を行い、作業工数が約5割削減できたという。「今後も便利なマイナポータルを目指して、AIによる開発を進めたい」と述べた。
一方、厚生労働省は電子処方箋の全国導入目標を2030年に設定しているが、医療機関の導入が低調であるため、目標の見直しを検討している。