t>

人気ゲーム『刀剣乱舞ONLINE』を原案とする『能 狂言 刀剣乱舞』の制作発表記者会見が25日、東京・国立能楽堂の研修能舞台で開催された。会見には髭切役の野村裕基(26/能楽師狂言方和泉流)、膝丸役の大槻裕一(28/能楽師シテ方観世流)、『刀剣乱舞ONLINE』原作プロデューサーのでじたろう氏が登壇。今作のスペシャルコラボイラストを手掛けた少女漫画界の巨匠たちとの奇跡的なコラボレーションの裏側が明かされた。
スペシャルコラボイラストは、少女漫画界の“三傑”として名高い萩尾望都氏、大和和紀氏、山岸凉子氏が参加するという異例の企画。萩尾氏は刀剣男士髭切・膝丸を、大和氏は刀剣男士小狐丸を、山岸氏は謎の刀剣男士を「能狂言」と「刀剣男士」から着想を得て描き下ろした。各氏の作品は『能 狂言 刀剣乱舞』の世界観を独自の解釈で昇華し、ファンの間で大きな話題を呼んでいる。
会見で大槻裕一は、楽屋での思いがけない出来事を明かした。「まさかあの巨匠方とお会いできるとは思ってもみませんでした。(萩尾望都さん、大和和紀さん、山岸凉子さんが)楽屋にぞろぞろと集結されて、本当に夢のような時間でした」と、コラボ実現の驚きと感動を語った。能楽師としての立場で少女漫画界の巨匠たちと交流できた貴重な体験を、笑顔で振り返った。
コラボ企画の発端について、でじたろう氏は「『刀剣乱舞』と能狂言の融合に、さらに少女漫画の魅力を加えたいと考えました。伝統芸能と現代のポップカルチャー、そして少女漫画の美しい表現がどう響き合うのか、ぜひ体感してほしい」とコメント。少女漫画界の重鎮たちが一堂に会した背景には、古典芸能への深い理解と新たな解釈への期待があったという。
野村裕基も「能狂言という伝統芸能に若い世代の皆さんに興味を持っていただくきっかけになれば」と意気込みを語った。会見には本作のマスコットキャラクターであるこんのすけも姿を見せ、会場に華を添えた。公演スケジュールや追加キャストなどの詳細は、今後公式サイトで順次発表される予定だ。