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サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、ともに6大会連続出場を果たした「2大レジェンド」、アルゼンチンのリオネル・メッシとポルトガルのクリスティアノ・ロナルドの初戦は明暗が分かれた。38歳のメッシはアルジェリア戦で3ゴールを挙げ、W杯通算得点を16に伸ばして歴代最多に並ぶ輝きを放った。一方、41歳のロナルドはコンゴの5バック守備に封じられ無得点に終わり、ファンはW杯での直接対決実現へ向けてゴールを決めて躍動する姿を待ち望んでいる。
ロナルドは得点後、空中で高くジャンプして半回転し、着地と同時に両腕を大きく広げて「シー(よっしゃあ)!」と叫ぶ祝福パフォーマンスで知られる。最近では胸の前で両手を組んで目を閉じる新たなスタイルも話題となっている。
17日のコンゴ戦でロナルドの祝福はみられなかった。2度の得点機を決めきれず、頰を膨らませて顔を横に振ったり天を仰いだりし、自身のプレーに納得がいかない様子だった。16日のアルジェリア戦でピッチを軽やかに駆け回りハットトリックを達成したメッシの笑顔とは真逆の表情をファンに残した。
メッシとロナルドはキャリアを通じて数々の記録を塗り替え、サッカー界を牽引してきた。メッシが卓越したドリブル技術と精巧なパス、卓越したゲームメイク力を持つ天才肌の選手とたたえられるのに対し、ロナルドは圧倒的な身体能力によるスピードやヘディングの強さ、両足から放たれる強烈なシュートでゴールを量産するストライカーと評される。
国際オリンピック委員会(IOC)公式サイトに掲載された5月15日付の記事によれば、2人の直接対決は2008年の欧州チャンピオンズリーグ準決勝での初対戦以来、計36回。結果はメッシ16勝、ロナルド11勝、引き分け9。ゴール数ではメッシ22得点、ロナルド21得点と拮抗する一方、アシスト数は12を記録するメッシに対してロナルドは1にとどまり、メッシが大きくリードする。
得点に加えてアシストでもチームに貢献するメッシ。圧倒的な決定力と得点力でゴールを稼ぐロナルド。2人のプレースタイルの違いは数字にはっきり表れていた。
長年にわたり世界最高のサッカー選手の座を争ってきた2人のライバル関係は、メッシが2022年カタール大会でW杯の優勝トロフィーを掲げた時点で決着がついたと考える人が多い。
ただ、この記事を書いたサッカーの取材経験が豊富なコートニー・ヒル氏によれば、依然として議論の余地があり、ロナルドが積み重ねてきた偉業に匹敵する選手など存在しないと考える人もいるという。
メッシとロナルドのW杯出場は「今大会が最後」と目される。両雄の直接対決が世界最高峰の舞台で実現すれば、長年にわたる論争に終止符が打たれるかもしれない。
アルゼンチンとポルトガルは、ともに1次リーグを首位通過して勝ち進んだ場合は準々決勝で、ともに2位通過して勝ち進んだ場合は「ベスト8」をかけた「ラウンド16」での対戦が見込まれる。
ただ、ファンが最も見たいのは、7月19日の決勝戦での対決だろう。どちらかが1次リーグを首位通過し、もう一方が2位通過した後で、両チームが勝ち進んだ場合に実現する。