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日産、変わった——新型キックス試乗記

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Haruki Sato
自動車 - 16 7月 2026

日産のコンパクトSUV「キックス」がフルモデルチェンジを果たした。現在の新車市場で最も売れているのはSUVであり、その半数以上をコンパクトSUVが占めるというデータもある。まさに激戦区のど真ん中に投入された新型キックスには、デザイン、パワートレイン、プラットフォームと、あらゆる面で刷新が施されている。試乗を通じて感じたのは、「日産、変わったなあ」という素直な驚きだった。

まずデザインだ。フロントマスクはアメリカンフットボールのヘルメットをモチーフにしたといい、力強さが際立つ。サイドビューは洗練され、グローバルなトレンドをしっかりと捉えている。先代やトヨタ、ホンダの競合と比べても明らかに新しい。細部に目を向ければ、フロントのライティングは「セレナ」に、サイドのシルバーモールは「フェアレディZ」を想起させるなど、日産らしさも随所にちりばめられている。グレードによってバンパーやサイドシルの処理を変え、上下関係ではなく異なる個性を演出した点も好印象だ。

インテリアは、12.3インチのディスプレイを横に連ねた横長のインターフェイスが目を引く。空間はすっきりとしていて、ファブリックの質感も手伝い、まるでモダンなリビングルームのような居心地の良さを感じさせる。ドライブセレクターは日産おなじみの横並びボタン式。シートに預けたままでも自然に操作でき、ブラインドタッチもしやすい。特に印象的だったのは、車両感覚のつかみやすさ。メーターが視界を遮らず、エンジンフードの両端が盛り上がっているため、ボディの四隅を意識しやすい。後席も充分なスペースがあり、座面は適度に柔らかく、乗り降りもスムーズだ。

パワートレインは、第3世代となったe-POWER。発電専用の1.4リッター直列3気筒エンジンは、ロングストローク化と高圧縮比により効率を高めている。実際に走らせると、エンジンの始動頻度は極めて低く、回ってもその音はほとんど気にならない。大半のシーンでEVのような滑らかな走りを味わえる。開発陣によれば、あえて荒れた路面で積極的に発電することで、静かな場面ではエンジンを止めておく「こっそり発電」が功を奏しているという。先代で気になったエンジンのうなりは大幅に抑えられ、上級車の「エクストレイル」に迫る静粛性だ。ドライブモードはエコ、スタンダード、スポーツの3種。回生ブレーキの強さが変わり、使い分けが楽しい。ただ、どのモードでもアクセルオフで完全停止する「ワンペダル走行」ができないのは惜しい。市街地での頻繁な加減速では重宝する機能だけに、ぜひ今後のアップデートで対応してほしいところだ。

乗り心地とハンドリングも、プラットフォームをCMF-Bに変更した恩恵が大きい。19インチという大径タイヤを履く最上級グレードでも、足元の重さを感じさせず、見事にいなしている。17インチのXグレードはさらに柔らかく、古き良きフランス車を彷彿とさせる穏やかな乗り味だ。フラットライドと直進安定性はしっかり担保され、このクラスの日本車としては骨太な印象。また、e-4ORCE搭載車のコーナリングは秀逸で、リアモーターが路面を蹴る感触が明確に伝わる。減速時のピッチングも前後回生ブレーキの協調制御によってしっかり抑えられており、メーターに作動表示が追加されたのもユーザーに優しい。

総じて、新型キックスには「日産、変わったなあ」という言葉がぴったりだ。デザインの完成度、走りの質、静粛性、そして先進運転支援システムの使いやすさ——どれをとっても、過去の日産とは一線を画している。売れ筋市場のど真ん中で、これだけの実力を備えたモデルを投入してきた姿勢は、再生に向けた本気の証明といえるだろう。ぜひ多くの人に試乗してもらい、その進化を体感してほしい。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、Response.jpの記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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