
立憲民主党の辻元清美参院議員は7日、神奈川県藤沢市での講演で、2月の衆院選で立民出身者が大きく議席を失った現状の「突破口」として、「党派を超えて課題ごとに具体策を示し、世論を作っていくやり方が一つだ」と述べた。自民党の石破茂前首相と日米地位協定改定を目指す議員連盟について、「議連がいよいよ形になる。期待している」と語り、超党派での連携に期待を示した。
講演は沖縄県の玉城デニー知事を招き、阿部知子前衆院議員ら中道改革連合で出馬し落選した複数の関係者が挨拶した。
れいわ新選組の伊勢崎賢治参院議員も登壇し、日米地位協定改定の超党派議連について、「昨年の暮れから石破前首相と構想を温めてきた。水面下で確実に強力な布陣が広がりつつある」と語った。
辻元氏は国会情勢について報告。衆院選直前、立民の衆院議員が公明党の衆院議員と中道改革連合を結党し大敗した経緯を念頭に、「やっぱり、自分たちの力で戦い抜く根性がなければ勝てません。よく分かった」と述べると、会場から拍手がわいた。
衆院選後の心境については、「正直打ちのめされ、元気もなく、ちょっと引きこもり、心が病みそうになった」と漏らした。
「こういう状況を切り抜けて大きな力にしていくのが政治の面白いところだ」と強調。「一つの突破口が政局ではないが…」と述べ、石破氏らとの連携を挙げた。4月に沖縄県の琉球新報で石破氏と対談した際も、「石破さんは日米地位協定のことを言っていた」という。
2年後の参院選に関しては、「(与党に)多数を取られないため、どういう組み合わせで、どういう形で戦えばいいのか、いま思案中、悩み中の状況だ」と明かした。
高市早苗首相に対しては、首相陣営が自民総裁選などで他候補を誹謗中傷する動画を作成しSNSに投稿していたとする週刊文春の報道を挙げ、「事実なら総理をやめないといけない位の案件だ」と指摘した。
米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する抗議船に生徒を乗せるなどした同社国際高の「平和学習」を教育基本法違反と認定した文部科学省に関しては、「(辺野古移設を)進めようとしている政府が裁いているのはおかしい話だ」と疑問視した。