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任期満了に伴う長野県知事選が23日に告示され、いずれも無所属で、5選を目指す現職の阿部守一氏(65)と、元参院議員で共産党県委員会副委員長の新人武田良介氏(46)=共産推薦=の2人が届け出た。阿部氏の4期16年に及ぶ県政運営への評価が主な争点となる。投開票は8月9日に行われる予定だ。
阿部氏は「未来への投資」を進めるとし、子どもの状況に応じた学習への転換など「学びへの投資」を最優先課題に掲げる。自民、立憲民主、公明、社民の各党県組織や連合長野の幹部らでつくる団体から支援を受けており、幅広い支持基盤を背景に戦う。
武田氏は2027年3月までの水道基本料金ゼロや子ども医療費の完全無料化を重点政策に掲げ、多選の弊害を指摘して県政の転換を主張する。共産党の推薦を受け、既存の政治への不信感を訴えることで票の拡大を狙う。
阿部氏の4期16年の県政は、防災対策や子育て支援で一定の成果を挙げた一方、人口減少や地域経済の停滞といった課題も残る。有権者の間では、長期政権による政策の継続性とマンネリ化の是非を巡って評価が分かれている。
選挙戦では、阿部氏が経験と実績を訴え、武田氏が変革を求める構図が鮮明だ。投票率や無党派層の動向が結果を左右するとみられ、両陣営は最終盤まで支持拡大に力を注ぐと見られる。