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半導体メモリー大手のキオクシアが発表した直近四半期の決算によると、営業利益は1兆2700億円に達し、市場予想を上回った。AI向けメモリー需要の急増が追い風となり、第2四半期にはさらに業績が拡大する見通しだ。
2026年度下期について、キオクシアはデータセンター向けNANDフラッシュの需要が引き続き堅調で、価格上昇が続くと予想している。一方で為替変動や在庫調整のリスクもあり、楽観的な見通しには慎重論も出ている。
自社株買いを決めた背景には、手元資金の厚みと資本効率の改善がある。買い付け総額は過去最大規模となる見込みで、株主還元を強化するとともに、経営の安定性をアピールする狙いがある。
キオクシアが推進する長期契約(LTA)は、大手顧客との間で価格と供給量をあらかじめ固定する仕組みだ。これにより収益の予見性が高まる一方、市場価格が下落した際には契約条件の見直しを迫られる可能性もあり、今後の動向が注目される。
中国の半導体メモリーメーカーが政府の補助金を背景に生産能力を拡大しており、市場シェアの争奪戦が激化している。キオクシアは技術力で優位に立つものの、価格競争の激化が収益を圧迫する懸念がある。