
チームみらいの安野貴博党首は5月14日の会見で、米AnthropicのAIモデル「Claude Mythos Preview」(以下、Mythos)を巡る日本政府の対応の遅さを指摘し、「結構時間がかかった部分がある」との見解を示した。
MythosはAnthropicが4月7日(現地時間)に発表したセキュリティ特化のAIモデルで、高いサイバー攻撃性能を持つため、一部のパートナー企業に限定して提供されている。
一方、高市早苗総理大臣は5月12日、同モデルを含む最新AIを悪用したサイバー攻撃を懸念し、閣僚懇談会で対策を指示。13日には日本経済新聞などが、三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行がMythosを利用できる見通しと報じていた。
安野氏は日本政府の対応を「ポジティブに受け止めている」と述べる一方、「チームみらいとしては、Mythosの公表以来、委員会や直接のやりとりを含め、同モデルに関する危機感を共有してきたつもりだ」と指摘。英国では1週間ほどで対応が始まったとして「もうちょっと早く(対応)できるべき」と苦言を呈した。
安野氏はMythosだけでなく、今後もAIモデルの性能向上に伴い早急な対応を迫られる局面が生じうると予測。そうした事態に対応できる体制を整えるため、引き続き政府に提言していく方針だ。