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熊本地震の影響で停止していた自動車大手の工場に、生産再開の動きが広がっている。トヨタ自動車は5日、福岡県宮若市などにあるトヨタ自動車九州の3工場について、6日から生産を再開すると明らかにした。日産自動車も、部品供給の遅れで一部稼働を停止していた福岡県苅田町のグループ2社の2工場について、6日から通常生産に戻すとした。安全確認や物流、部品調達先の状況改善が進んだもようだ。
再開対象となるトヨタの九州3工場は、高級車「レクサス」を生産する宮田工場(宮若市)のほか、苅田工場(苅田町)、小倉工場(北九州市)。7月28日の地震発生後に停止し、翌29日朝にいったん再開したものの、同日夕方に再び停止していた。
トヨタはさらに、愛知県田原市の田原工場についても、工事を理由に停止する一部ラインを除き、夏季連休明けの8月17日から再開する方針を示した。
また、三菱自動車は5日、7月30日から停止していた水島製作所(岡山県倉敷市)での一部車種の生産を再開した。
一方で、地震の影響によるサプライチェーン(供給網)の復旧状況には濃淡もある。ホンダは8月4日時点で、四輪車を製造する主要拠点である埼玉県と三重県の2工場の稼働を19日まで停止すると決めた。8~16日の夏休みを挟んだ後、3日間休止を延長する。部品の供給元が被災した影響が長引いているという。埼玉製作所(埼玉県寄居町、小川町)は5~7日、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)は6、7日に休止し、8日から夏季連休に入るとしていた。二輪車の生産拠点である熊本製作所(熊本県大津町)も、工場の復旧作業のため7日まで稼働を止めている。
再稼働の動きは着実に進んでいるが、完全な正常化にはまだしばらく時間がかかりそうだ。