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「困難な状況にあるが、立ち上がりたい」。南米ベネズエラで6月に発生した大地震を受け、東京・都内で9日に開かれた復興支援の集いで、プロ野球オリックスに所属する同国出身のアンドレス・マチャド投手(33)が故郷への思いを吐露した。今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で初優勝した代表チームの一員としてプレーした右腕は、震災で傷ついた祖国への支援を呼び掛けた。
ベネズエラでは6月24日の地震で3800人以上の死者が確認され、救援活動が続いている。駐日ベネズエラ大使館は犠牲者を悼み、今後の支援を訴える場としてこの集いを主催。政財界関係者や各国大使ら約300人が参集した。
特別ゲストとして招かれたマチャドは、WBCで決勝の米国戦に登板するなど、同国初の世界一に貢献。シーズン終了後には母国での優勝パレードも予定されていた。
地震後のベネズエラの現状について、マチャドは「今回の地震では日本人の皆様から支援をいただいていることを感謝している」と謝意を述べ、「今、ベネズエラは困難な状況にあるが、皆様の支援とともに立ち上がっていきたい」と支援を呼び掛けた。
ベネズエラでは家屋倒壊など甚大な被害が確認され、復興の見通しは立っていない。困難をどう乗り越えるか問われたマチャドは、強い口調で次のように語った。
「一言でいえば『団結』だと思う。ベネズエラでは家を失った人、家族を失った人などがおり、大変な状況ではある。でも、いつかここから必ず脱けだせるという団結の力はあると思う」
集いではサプライズとして、オリックスでもプレーした米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手のビデオメッセージが披露された。ヤクルトのホセ・オスナ選手や、元WBA世界ミニマム級暫定王者のファン・ランダエタさんらベネズエラ出身のスポーツ選手も登壇し、支援を訴えた。
終盤には各国の駐日大使夫人らとベネズエラ民謡を合唱したマチャド。再起に向けた「団結」の思いは、遠く離れた故郷にも届いているに違いない。