t>

ヨドバシカメラは16日、JR池袋駅(東京都豊島区)の西武池袋本店が入居するヨドバシHD池袋ビルに、関東最大級となる家電量販店を30日に開業すると発表した。同駅エリアにはビックカメラなど大手が密集する激戦区で、新規出店により競争が一段と激化する見通しだ。
新店舗は「マルチメディア池袋」と命名され、駅に直結する好立地を生かす。総売り場面積は約3万3000平方メートルで、地下1階から地上6階までの7フロアを展開。さらに680台を収容可能な駐車場を完備し、広域からの集客を狙う。
一方、ビックカメラは今年3月、同駅西口に新店をオープンさせた。同エリアには既存の池袋本店、池袋カメラ・パソコン館、池袋西口店の3店舗が存在し、集中出店による「ドミナント戦略」で創業の地である池袋の牙城を死守する構えだ。
ヤマダデンキも昨年9月、旗艦店「LABI池袋本店」を全面リニューアルし、競争に抗戦する姿勢を鮮明にしている。各社が駅周辺でしのぎを削る中、ヨドバシの参入で顧客争奪戦はさらに激しさを増すだろう。
激戦地・池袋における家電量販店の競争は、ヨドバシの新規出店を契機に新たな局面を迎える。業界関係者は各社の動向を注視しており、今後の販売戦略や価格競争が焦点となる。(柳原一哉)