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「結果がすべて」破天荒IT企業、採用は人狼ゲーム 勤務中に飲酒OK、推しロス休暇も

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Mika Nakamura
経済 - 22 6月 2026

宴会ゲームで採用を決め、入社前研修で忘年会の幹事に任命。酒を飲みながらの仕事を認め、二日酔いで有給休暇も取れる――。ユニークな制度で知られるIT企業を訪ねた。大阪市城東区の「トラストリング」。大阪メトロ中央線緑橋駅から徒歩3分の住宅街にある。島田大学社長(48)は自己紹介で「大学を3日で中退した。大学と名付けてくれた親に申し訳ない」と笑わせた。

約15年前に創業。主力は通信販売システムの構築と修正、変更の請負。システムエンジニア(SE)の労働力を定額で提供するビジネスモデルで、顧客約20社はいずれも急成長中だ。

採用面接の代わりに実施するのが「人狼ゲーム」。参加者が「村人」と「人狼」に分かれ、対話で正体を推理し合うパーティーゲームだ。

「性格があらわとなり、適性も見えてくる。人物評価に格好のツール。スーツ姿で定型のフォーマット(様式)で行う一般の面接試験よりはるかに良い」と島田社長は導入理由を語る。

新卒採用は大学3回生から内定を出し、入社までアルバイトとして雇用。オンラインでプログラミングを自学自習させる。講義形式をとらない理由は「自習により、わからないことを教え合う文化が自然に生まれ、受講生間のつながりや組織全体の学習力が高まる。人は教わるよりも教える方が圧倒的に成長する」から。職業訓練校経営の経験から確信を得たという。「未経験でも入社までに一人前のプログラマーに育つ」と断言する。

研修では社内の飲み会の幹事も任される。月1回の懇親会、忘年会、新年会で「議案書」と呼ばれる事業計画書を作成。3回生が「事業責任者」、4回生が「リーダー」、島田社長が「幹部」を務める。

事業責任者は議案書の作成と実行を担う現場の推進者。リーダーは幹部の思いを理解・整理し、事業責任者を成功に導く。幹部は会社の「思い」をリーダーに託す。幹部と事業責任者は直接やりとりせず、リーダーが橋渡しする。リーダーが幹部へと育つことを期待している。

事業目的、数値目標、本番から逆算した行程表などを議案書にまとめ、発表し、評価を受ける。入社後、本物の事業計画で議案書を作成できるようにするためのトレーニングだ。

島田社長は「自分の頭で考え、自分の責任で実行する自走型の社員を育てたい」と社内起業や独立起業を応援。そこで生まれたのが「1億円プロジェクト」だ。入社1年目から応募可能。

応募者は3カ年計画の議案書を作成する。1年目は売上高2500万円を目指す事業責任者。2年目で5000万円を達成し事業を法人化、代表に就任。役員報酬40万円を得る。3年目、1億円を達成すると役員報酬は80万円に倍増。過去約5人が挑戦したが、まだ達成者はいない。

1階にはキッチンやバーカウンターのある懇親スペースがあり、社員はお酒を無料でいつでも自由に飲める。昼間から酒を飲みながら仕事してもOK。ランチ会でビールを飲むことは普通にあるという。

さらに「二日酔い休暇」が制度化され、年2回午前休を有給取得できる。「朝方まで飲んで仕事しても効率が悪い。しっかり休んで仕事をしよう」と島田社長が考えた福利厚生だ。ほかに自分の「推し」の熱愛報道などでショックを受け仕事に集中できないときに取得する「推しロス休暇」が社員提案で実現している。

島田社長は「結果がすべて」と強調する。上からの指示や命令ではなく、自分で考え、議案書で約束したことを自分の責任で実行し、成果を上げる。そのために自身を厳しく管理することを求めている。「そもそも命令される仕事なんて楽しくない」――そのメッセージが、ゆるいルールや制度には込められている。

島田社長はかつてプログラマーとして年間5000万円を売り上げながら報われない現実に直面。業界に「派遣社員40歳定年説」があり、仲間が辞めざるをえない状況に危機感を抱き、「自分が入りたいと思える会社をつくる」との思いで起業した。それが採用、研修、起業支援、福利厚生のアイデアの原点だ。「社長を30人育て、子会社を30社設立する」ことが自身の目標だと語る。(安東義隆)

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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