
子供をターゲットにした健康飲料が増えている。キリンビバレッジやキッコーマン、大正製薬など大手メーカーが相次いで新商品を投入し、新たな市場「ブルーオーシャン」を開拓しつつある。
キリンビバレッジは昨年、新型コロナウイルス禍以降の健康意識の高まりを背景に、免疫ケアを訴求する子供向け飲料を発売した。親の関心を集め、売上は好調だ。
キッコーマンは今年3月、成長期の子供に必要なタンパク質を多く含む豆乳飲料「子ども向け調整豆乳」を販売開始。不足しがちな栄養を手軽に補える点をアピールする。
大正製薬も子供向け健康飲料市場に参入。同社は栄養機能食品として「ビタミン・ミネラル飲料」を発売し、子供の健康維持をサポートする。
人口減少で飲料市場全体が縮小する中、各社は子供のころからの飲用習慣を定着させることで、将来のユーザーを早期に獲得する戦略を取る。競争が激化する大人向け市場から、未開拓の子供市場へシフトする動きが加速している。