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国連のグテレス事務総長は6日、スイス・ジュネーブで開かれた会合「AI統治のグローバル対話」で演説し、人工知能(AI)の開発競争について「計画も同意もないまま、私たちの社会が実験台となっている」と強い危機感を示した。
グテレス氏は、国際社会が共通のルール作りを進める必要性を訴えた。また、AI技術が「猛烈な速さで進歩している」と指摘し、統治する枠組みが欠けた現在の状況を「持続可能なものではなく、容認もできない」と批判した。
国連総会は2025年、グローバルな対話の場とAIの恩恵とリスクを評価する専門家パネルの設置を決定している。パネルは今月公表した報告書で、AIの恩恵が米国や中国など少数の国や企業に偏っていると警鐘を鳴らした。
グテレス氏は、AIが適切に活用されれば「格差是正の手段となり得る」とも表明し、人類全体の利益につながる利用を期待した。
(共同)