
2026年1月に一部改良を受け、9代目へと進化したトヨタ・ハイエース。標準装備されたディスプレイオーディオを最大限に活用する、データシステムの車内エンターテインメント強化パーツを紹介する。
商用バンとして2004年の発売以来、ロングセラーを誇るハイエース。業務用だけでなく、広い荷室を活かした趣味やレジャーでの私的使用にも人気が高い。このハイエース向けに多くのアフターパーツを提供するのがデータシステムであり、特に車内エンターテインメント関連の製品ラインナップが充実している。
2004年に登場したハイエース200系は、これまでに3度のマイナーチェンジを実施。さらに度重なる一部改良を経て、現行型は9型となり、その根強い人気がうかがえる。しかし商用バンという性格上、エンターテインメント機能は限られており、ユーザー自身の手でシステムをアップグレードする必要があった。そこに登場した9型では、8インチモニターのディスプレイオーディオが標準装備され、乗用車並みの車内エンタメ環境が実現。手軽にシステムアップできる可能性が大きく広がった。
そこで活用したいのが、データシステムが展開する多彩な車内エンターテインメント強化パーツ群だ。同社にはハイエースに適合する専用のグレードアップパーツが豊富に揃っており、注目の製品をピックアップした。
まず導入したいのが定番アイテム「TV-KIT」。純正ディスプレイオーディオは走行中に安全制御が働き、映像視聴やナビ操作が制限される。そこで「TV-KIT」を使えば一時的に制御を解除し、ナビ操作や地図操作、さらに動画再生などが可能となる(ただし同乗者の視聴に限定)。
「TV-KIT」は純正システムに介入して制御を解除する製品だが、データシステムは個々のシステムを解析し最適な設計を行っているため、高い信頼性がある。もちろん9型ハイエースのバン・ワゴン全モデルに対応する。
「TV-KIT」のもう一つの特長は、制御の切り替え方法をユーザーの好みで選べること。ハイエース用には3種類が用意されている。付属の小型ボタンで切り替える「TV-KIT切替タイプ」(TTV437)は最もベーシックで取り付けの汎用性が高い。
「TV-KITビルトイン」(TTV437B-D)は、トヨタ純正スイッチの空きスペースを利用して取り付ける専用スイッチを備える。純正デザインと調和したスイッチで切り替え操作が可能になり、後付け感がなくコクピット周りがスマートに仕上がる。
さらに「TV-KITスマート」(TTV437S)は、純正ステアリングスイッチのボタン操作で制御のオン/オフを切り替えるタイプ。新たな操作ボタンを設置する必要がないのが特長。好みの操作性を選べるのもTV-KITの魅力だ。
次に注目したいのは、車内エンターテインメントの主力であるストリーミングメディアプレーヤーやスマートフォンによる動画再生だ。これらの機器の映像/音声出力にはHDMIが使われることが多い。しかしハイエースのダッシュパネルにあるデータ入力端子はUSBのみ。そこで純正ディスプレイオーディオにHDMI出力を持つ映像機器を接続し、外部機器の映像を大画面で楽しむために用意されたのが、HDMI→USB変換を可能にするカーエンターテインメントアダプター「USB KIT(CEA940)」だ。
このユニットはUSB入力に差し込むと起動し、ディスプレイオーディオ側でApple CarPlayを利用して映像を再生するシステム。本体にHDMI出力を備えたストリーミングメディアプレーヤーやスマートフォンを接続すれば、ディスプレイオーディオに映像が映し出される。難しい配線加工は不要で、USB/HDMIケーブルの差し込みのみで映像再生が可能。非常に手軽で使い勝手が良い。
「USB KIT(CEA940)」には、スマートフォンをBluetoothでペアリングし、Apple CarPlay/Android Autoをワイヤレスで利用できる機能も搭載。この機能を使えば、有線接続の手間が省け、車に乗り込むとすぐにペアリングが完了する。素早く手間なくApple CarPlay/Android Autoを利用できるのが大きな魅力。HDMI→USBアダプターとしての機能に加え、スマホのワイヤレス接続にも使える優れたアイテムだ。
次に、ダッシュパネルのUSB端子を使わずに、ディスプレイオーディオのHDMI入力へ直接接続するケーブルもデータシステムから販売されている。それがHDMI変換ケーブル「AV003」。「HDMI機器を常用したいが、USB端子は空けたままにしておきたい」というニーズに応える製品だ。
仕組みは、ディスプレイオーディオ側のHDMI入力(タイプE/オス)をケーブル経由で汎用HDMI(タイプA/メス)に変換する。そのためスマートフォンやストリーミングメディアプレーヤーとの接続が可能。さらにディスプレイオーディオの映像出力をリアモニターなどに出力するケーブルとしても使え、システムアップ用接続ケーブルとしても重宝する。HDMIのオス/メス変換の中継コネクターも付属し、機器側の端子形状にかかわらず接続できる汎用性の高さも魅力だ。
ここまで車内エンターテインメントのグレードアップパーツを紹介してきたが、ハイエース向けパーツとして最初に導入したいのがセキュリティ関連だ。車両盗難件数で常にワースト上位にランクされるハイエースだからこそ、盗難防止対策は極めて重要である。
そこでデータシステムが提供するカースティールブロッカー「SOS820」に注目したい。この製品は、万一窃盗犯が車内に侵入してもエンジンを始動できなくすることで、車両の乗り逃げを防ぐ。リレーアタックやCANインベーダー、ゲームボーイといった最新の盗難手口で解錠された場合でも、強固なパスコードで保護され、エンジン始動を無効化する。ハイエースに適合した車種別ハーネスも用意されている。
このようにデータシステムは、最新のハイエース(9型)に適合する多様なパーツを充実させている。特に新たに標準装備されたディスプレイオーディオとの親和性が高いアイテム群に注目。車内エンターテインメントを充実させ、プライベート利用から業務利用までハイエースの快適性を向上させてほしい。