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フィンランドの原子力規制当局は4日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場「オンカロ」について、運転許可の安全要件を満たすとする評価書をまとめた。政府が今後、運転を許可するかどうか判断する。
オンカロは南西部オルキルオト島にあり、2016年に世界で初めて最終処分施設の建設を始めた。オンカロの事業者ポシバ社は最終処分の開始に向けた準備を今年末までに終えることを目指している。イルッカ・ポイコライネン最高経営責任者(CEO)は「極めて重要な節目だ」と強調した。
ポシバによると、使用済み核燃料はキャニスターに封入し、地下約430メートルの場所に埋設する。キャニスターは銅製の容器で放射性物質の漏出を防ぎ、周囲を粘土層で包むことで長期にわたる安全性を確保する設計だ。
スウェーデン政府も22年、世界で2例目となる最終処分場の建設計画を承認した。北欧諸国では高レベル放射性廃棄物の地層処分に向けた取り組みが先行しており、フィンランドの動向は国際的な関心を集めている。
オンカロの評価書は長年の調査と技術実証の成果に基づく。政府の運転許可の判断は、世界初の最終処分実現に向けた大きな一歩となるか注目される。(共同)