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大阪府警は21日、阪神高速道路などで高速度競争を繰り返す違法競争型暴走族(通称ルーレット族)に対し、改造済み車両の販売や客の依頼に応じた不法改造を行っていた中古車販売店の経営者(28歳)を、20日までに道路運送車両法違反(不正改造等の禁止)容疑で逮捕したと発表した。
府警の暴走族対策室によると、逮捕された男は阪神高速道路などで違法改造車を使った競争を繰り返し、他の車両の走行に危険を生じさせている「環状暴走族」のリーダーも兼務。自身の改造技術を宣伝材料に、同様の違法競争を行う客から車両改造を請け負っていた疑いが持たれている。
直接の逮捕容疑は、19歳の少年が所有する車両に対し、過度に車高を下げる改造を施した上、大音量マフラーを取り付けたことなどとされる。
男が率いるグループは、同様の行為を行う別グループからも一目置かれる存在で、関西圏内のルーレット族の中では非常に知名度が高かった。
男が手掛けた改造車を購入し、チームのステッカーを車体に貼ることが許されるのは一種の名誉とされ、同店に改造を依頼する客は後を絶たなかった。年商は1億円を超えていたとみられている。
ただし、男の手掛けた車両は高速度走行を極限まで追求した結果、非常にシビアな改造が施されていたとされ、昨年5月には20歳の男性がスピード超過でカーブを曲がりきれず、高速道路の側壁に激突。同乗者が死亡する事故も発生している。
警察は阪神高速で多発する類似事故のうち、男の率いるチーム関係者が起こした事故が比較的多かった点を重視し、今後は施した改造内容などについても詳しく調べる方針だ。