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和歌山―徳島間を結ぶフェリー「南海フェリー」は22日、乗組員の不足により、8月1日から運航本数を現在の1日8往復16便から6往復12便に減らすと発表した。減便の対象は「フェリーかつらぎ」のみで、同じ航路を運航する「フェリーあい」の便数に変更はない。
既に減便対象便を予約している乗客に対しては、払い戻しや他の便への振り替えを実施する。南海フェリーは和歌山市に本社を置き、和歌山港と徳島港を結ぶ航路を運営している。
親会社の南海電気鉄道は今年3月、燃料費の高騰による収支悪化やフェリーの老朽化を理由に、令和10年3月末をめどに同事業から撤退する方針を発表していた。撤退の背景には、長引くコスト増と設備更新の困難さがある。
南海フェリーは、現時点では事業撤退の時期に変更はないとしている。ただし、設備の老朽化や乗組員の不足が続き、安全運航に支障をきたす恐れがある場合には、撤退を前倒しする可能性があると説明している。
同社は今後も乗組員の確保に努めるとともに、安全を最優先に運航を継続する方針だ。利用客には混乱を避けるため、早めの予約確認と変更手続きを呼びかけている。