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日本人の宗教観は、初詣に神社へ行き、葬式は仏教で行い、クリスマスも祝うというように、しばしば「何でもあり」と評される。このような多神教的な感覚は、実は古代のギリシアやローマにも共通していた。彼らは自由に神々を信仰し、外国の神々さえも受け入れる寛容な宗教観を持っていたのである。
しかし、そのような多神教の世界にあって、ただ一つの民族だけが頑なに他の神を認めなかった。それがユダヤ人である。
ユダヤ人は唯一神ヤハウェだけを信仰する一神教を貫き、神の名を口にすることも、その姿を描くことも禁じていた。何度も国家を滅ぼされながらも決して信仰を捨てることなく、やがて当時史上最強と称されたローマ帝国と対峙することになる。
この相容れない二つの価値観が激突したとき、歴史はどのように動いたのか。宗教の違いがもたらした衝突は、現代の日本人にとっても決して他人事ではない問題をはらんでいる。
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