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寄生生物が森と川を結ぶ ハリガネムシに操られた昆虫が魚の栄養源に

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Aiko Yamamoto
経済 - 01 8月 2026

森にすむカマドウマが寄生生物ハリガネムシに操られて川へ飛び込み、サケ科魚類のイワナに食べられる。この奇妙な宿主操作が、昆虫を川へ運ぶだけでなく、魚などに重要な栄養素を森から川へ届ける経路を生み出していることを生態学者の分析が示した。川と森という生態系をまたぐ栄養素の輸送に寄生生物が関わることを示す世界初の成果だ。

北海道大の目戸綾乃助教(生態系生態学)と京都大の佐藤拓哉教授(生態学)は、ハリガネムシに寄生されたカマドウマに含まれる脂肪酸に着目した。

ハリガネムシは細長いひも状の姿で、成虫の体長はおおむね20~30センチ程度。幼生は水中で孵化し、他の動物に寄生しない浮遊状態を経た後、中間宿主となる水生昆虫の幼虫の中でシストとして過ごす。その後、羽化した水生昆虫が陸生昆虫に食べられると、陸生昆虫の体内に寄生する。

陸生昆虫への寄生後、繁殖のためには再び水域へ戻る必要があり、成熟すると陸上で暮らす宿主を操って水中へ向かわせる。宿主の入水後、ハリガネムシは体外へ脱出して水中で繁殖する。陸生昆虫の一種であるカマドウマも、羽化した水生昆虫を食べてハリガネムシに感染すると、操られて入水する。

この関係による影響が個々の寄生者と宿主だけで完結しないことは、佐藤教授らの先行研究で明らかにされてきた。代表的なのが、ハリガネムシによる行動操作が森から川への大規模なエネルギー移動を生むことを示した研究だ。

ハリガネムシの宿主は水中で魚に捕食されることがある。森林に囲まれた渓流で調べたところ、イワナは夏から秋にかけ、ハリガネムシに操られて川へ入ったカマドウマを大量に食べており、このイワナ個体群の年間消費エネルギーの約6割を占めていたという。

編集部注:この記事はAIを使用して作成されており、産経新聞の記事を元に、内容を変更せずにリライトしたものです。
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