
家族会・救う会などは5月30日、北朝鮮による拉致被害者の帰国を求める「国民大集会」を東京都内で開催した。私は政権ツートップの発言に、少なからず事態進展への期待を抱いた。
昨年11月の前回集会以来、2度目の参加となった高市早苗首相は、金正恩朝鮮労働党総書記との「(日朝)首脳会談をはじめ、あらゆる選択肢を排除せず、私の代で何としても突破口を開いて拉致問題を解決する。その決意を持ち続け、行動をしている」と説明した。
拉致問題担当相を兼務する木原稔官房長官は、「多くを語ることはできないが、手段を選ばずに取り組んでよいという首相の指示のもと、実施している」と述べた。両氏とも現在進行形の表現を使い、具体的な動きを示唆した。
私は、首相が「行動している」、官房長官が「実施している」と、いずれも現在進行形の表現を使ったことに注目している。水面下で何らかの動きが出ているのかもしれない。
政府はこれまで拉致問題解決に向け外交努力を続けてきたが、今回の発言はより踏み込んだ姿勢と受け止められる。今後の具体的な進展が期待される。