
油空圧機器メーカーなどで組織する日本フルードパワー工業会は22日、東京都港区の東京プリンスホテルで総会を開き、会長に空気圧機器などを手がけるコガネイ(東京都小金井市)の安西弘道社長を選任した。同工業会は1954年の設立以来、フルードパワー産業の発展に貢献してきた。
総会に続いて工業会の70周年記念式典が開催され、安西氏はあいさつに立ち「創立以来、会員企業の皆様が積み重ねてきた情熱が今日のフルードパワー産業の礎を築いたことを改めて実感した」と述べ、先人たちの努力に敬意を表した。
安西氏は自身の抱負について「エネルギー価格の高騰など企業活動に直結する課題が次々と顕在化した。行政と連携し、サプライチェーン(供給網)強靭化に向けた政策提言を行うなど、我々が取り組むべき重要な使命だ」と強調。会員企業の連携強化を呼びかけた。
同工業会は現在、約150社の会員を擁し、油圧・空圧機器の業界団体として技術基準の策定や市場調査、人材育成などに取り組んでいる。安西新会長は今後2年の任期を務める予定で、業界内ではそのリーダーシップに期待が寄せられている。
式典には会員企業の代表者や来賓ら約300人が出席し、70年の節目を祝福。安西氏は終了後、報道陣に対し「業界全体の競争力強化と持続可能な発展に貢献したい」と語り、今後の活動に意欲を示した。