
5月5日、桜の名所で知られる秋田県井川町の公園「日本国花苑」。フィリピン出身の花火師、フィヨルド・サントスさん(27)は、夜に行われる花火ショーの演出を手掛け、同僚に指示を出しながら花火玉を入れる筒を、手際よく地面に設置していた。
「春輝」は自分で考えた日本語の名前。季節の始まりを表す「春」と、「輝」という文字には未来への思いを込めた。
令和5年12月に来日し、日本三大花火大会の一つ「全国花火競技大会(大曲の花火)」で知られる同県大仙市の花火会社「響屋大曲煙火」で働く。
フィリピンでは新年を花火で祝う風習があり、幼い頃からの花火好き。高校生になるとシミュレーションソフトを使い動画による打ち上げ花火の演出を独学した。あるとき日本の花火を動画で見て魅了された。世界にあまた花火はあるが、それぞれの花火玉に木漏れ日や雪などの表現が詰め込まれているのが唯一無二と感じたからだ。
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