
片山さつき財務相は12日、財務省でベセント米財務長官と会談した。片山氏は会談後の記者会見で、為替相場について「引き続きしっかりと連携すると確認し、全面的に理解を得た」と明らかにした。また中国による重要鉱物の輸出規制を巡り、サプライチェーンの強靭化に向けて「幅広く国際的に連携してまとめていこうと議論した」と説明した。
外国為替市場で円安が進み、日本政府・日銀は4月30日に円買いドル売りの為替介入に踏み切った。市場では5月1、4、6日にも介入があったとの観測が広がっている。
片山氏は介入の有無を明らかにしていないが、この日の会見では、ベセント氏と「足元の為替動向について、日米間でよく連携できているということを確認した」と述べた。
トランプ米大統領は過度なドル高・円安は貿易赤字の拡大を招きかねないと問題視している。米側は日本側による今回の介入を事実上容認したとみられる。
また重要鉱物について、ベセント氏とは中国の低価格品に対抗する最低価格制度などの具体化に向け議論したという。片山氏は「アンフェアで、米国としても引き続き主張していくと言ってもらった」と語った。