
ドイツのメルツ首相は6日、北東部メクレンブルク・フォアポンメルン州での演説で、反移民右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が勝利すればナチス時代に逆戻りする恐れがあると警告した。同州の世論調査ではAfDが大差で首位に立っている。
メルツ氏は、AfDが旧西ドイツのアデナウアー初代首相よりも前の時代に国を戻そうとしていると主張し、「それはナチズムの時代だ。われわれは二度とそこへ戻りたくない」と訴えた。会場からは拍手が起こった。
9月には同州のほか、東部ザクセン・アンハルト州とベルリン特別市で議会選が実施される。メルツ氏は「政権の将来以上のものがかかっている」と指摘し、9月に「ビッグバン」が起き、AfDが大躍進する恐れがあると危機感を示した。
メクレンブルク・フォアポンメルン州の世論調査では、AfDが支持率36%で1位、メルツ氏の保守、キリスト教民主同盟(CDU)は10%で4位と低迷している。AfDはザクセン・アンハルト州でも躍進する勢いとなっている。
本記事は共同通信社の配信による。産経ニュースでは関連ニュースを随時掲載している。